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日本の英語教育
ぼくの時代では、英語は中学校からでした。
その後、高校大学と進み、やはり英語なる教科は確かにありましたが、では、それで英語がペラペラになったかというと、まったく逆で、相変わらずのシドロモドロです。
まだ会社に勤めていた時のこと、ぼくは、東京の新橋駅で外人に声をかけられたことがありました。その外人さん、新橋駅付近の観光をされていたようで、ある場所をぼくに聴いてきたのでした。はたと困ったぼくは、一瞬、知らんふりをして、その場から逃げ去ろうと思いました。でも、そこに留まったのは、その外人さんの笑顔でした。なんとも人懐っこい顔をした、好青年といった感じで、そのニッコリ顔はいまでも覚えているほどです。
ぼくは、片言の英語に、後はほとんど身ぶり手ぶりで、なんとかようやく地図を見ながら教え、「アー ユー アンダスタンド?」 なんて英語で言ったら、「はい、とてもよくわかりました。ありがとう」と、日本語で返ってきました。
このとき痛感したことは、ぼくの英語力なんてのは、それこそ中学校の初年度クラスと変わらないってことでした。学校教育の中で、10年間も英語の授業を受けていながらこの程度です。今の時代、なんと小学校から、すでに英語を勉強するのだそうですね。本当かいって、少々、驚いております。
でも、それって、ホントに有効なのでしょうか。中学から大学まで勉強して、英語が喋れないぼくみたいな人間が多いってことで、単に時間を増やすだけの目的で小学校から英語を教えようとするなら、あんまり意味がないのではないかって思うのです。
問題は、時間の長短の問題ではないような気がするのです。それよりも、中身、つまり英語の勉強の仕方、方法なのではと考えますが・・。具体的には、いままでのような文法中心の教育ではなくて、むしろ文法など少しぐらい間違えてもいいから、意思の疎通が出来ることを目的とした英語教育であってほしいと思うのです。
そして、その目的は、新橋駅でのぼくのようなハジを掻かなくてすむ日本人を創ること、それに尽きるのです。
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